窯業系サイディングのメンテナンス時期は?

こんばんは( ´艸`)

今日は、窯業系サイディングは「どの程度でメインテナンスが必要なのか?」についてです。

実は現場調査をしているとお客様からよく塗装の必要性を聞かれるんです。

調べてみると、窯業系サイディングのメーカーが集まって作っている業界団体「一般社団法人 日本窯業外装材協会」によると、メインテナンス開始時期はなんと「7年目」となっています。一般的に10年に1回と言われてきた外壁塗装ですが、窯業系サイディングでは「7年」とは意外に短いですね。これをお伝えすると非常に驚かれます。

しかしこれには理由があるんです。前々回でもご説明した通り窯業系サイディングの主原料は、セメント質と繊維質原料です。この繊維質原料はサイディング自体を軽く作るためと断熱効果を期待して入れられているんですが、逆に熱を貯めやすい性質も持つことになります。そのため、窯業系サイディングは昼間の太陽で温められその熱を夜まで保つ蓄熱性があります。新築時は問題ありませんが、サイディングの表面に塗られた塗料が経年劣化で防水性が失われ始めると、内部に少しづつ水が浸入し始めます。サイディングの中は繊維質ですので、その繊維を伝って水が入り、蓄熱された熱が水を膨張させます。そして夜の間に冷え収縮することを繰り返すことで徐々に亀裂が入ったりサイディング自体が反ってきたりします。一度反ったサイディングは元には戻せないため、表面の塗膜が経年劣化をし始める前に塗装を再度行うのがサイディングを最も長持ちさせるために大切だということです。

また、サイディングで家を建てる際はサイディングとサイディングの間の隙間を目地部分と言いますが、その目地にコーキングを行います。このコーキング材も7年から10年で経年劣化していきます。これはほとんどのコーキング材に含まれる可塑剤という柔軟性を持たせるために入っているものが紫外線で抜けていくことで劣化していくためです。輪ゴムを外に置いておくとボロボロになるのも可塑剤が抜けるからです。サイディングの目地部分にはコーキングの下にバックアップというものが入っているので直接壁内部に水が浸入していくことは少ないのですが、目地部分が劣化すると少しづつ痩せていきます。するとサイディングの断面が外に現れるのですが、サイディングは表に出る面しか塗装されておらず、サイドや裏面は無塗装(つまり防水性がない)なままです。繊維質なので水を吸いやすく、そのことが反りの原因になってしまいます。サイディングの表面の塗料(塗膜)の防水性が残っていたとしても目地の劣化が起こっているとやはりサイディングの反りや亀裂の原因になってしまいます。

サイディングはデザイン性も高く、レンガっぽい見た目だったりおしゃれで色も豊富なので塗替えなんて必要なの?と言われたりしますが、実は塗替えをしないと変形したり亀裂が入りやすく、しかもモルタル壁と違ってその部分だけを修理することが難しいです。もちろん張替はできるのですが、ほとんどのメーカーが10年もすると同じ模様のサイディングは在庫として残っていないことも多く、張替するにしてもそこだけ色や模様が違いということが起きてしまいます。そのため、どうしても早め早めのメインテナンスが必要になるということです。

ただ、ここ最近のサイディングは、表面の塗料の性能を上げたり、光触媒機能などを付けた高級サイディングも出てきています。目地のコーキングも可塑剤を使わないものも出てきていて耐久性の上がっているものも出てきています。一部のハウスメーカーなどはそのような高耐久のものを新築時に使っていることもあるので一概に言えなくなっています。

 

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