塗料の水性とか油性(溶剤系)どっちがいいの?

こんにちは!

外壁塗装のご提案をしていると「ほかの業者からは溶剤塗料を勧められた」「水性塗料の方がいいと言われた」「どっちを選んだ方が良いかわからない」という相談をされることがあります。確かにどちらも一長一短がありますので用途や部位によってうまく使い分けることが大事なんですけど、わかりにくい部分がありますので解説してみようと思います。

まず、塗料の仕組みからお話しします。塗料は塗料缶に入ってメーカーから出荷されます。塗料缶の中で固まると使えなくなるので塗料缶の中では固まりにくい加工をされています。これを聞くと皆さんは例えば接着剤なんかを思い浮かべるかもしれませんが、空気に触れたら固まるんじゃないの?と思うかもしれません。これは半分正解なのですが、実際は空気が中の水分等を蒸発させることで固まるようになっています。要はどのようにして固まらせるかの方法が水性と溶剤とでは違うということです。例えば接着材では紫外線で固まるものや、硬化剤という固めるものを別で添加することで固まらせるものもあります。外壁・屋根の塗料でも同様で水・溶剤(シンナー)、硬化剤と3種類の方法があります。この方法によってそれぞれ特徴がありますのでその特徴を踏まえて使う部位や用途を決める必要があります。

塗料に水や溶剤を入れるのは、一つは塗料の粘度を調整し、塗装しやすく(塗りやすいだけでなく隙間に入りやすくする意味もある)するためと、水や溶剤が揮発(蒸発)することで塗料内部で樹脂の結合を高めるつまり固める役割があります。

昔は溶剤系(シンナー)の塗料が多かった理由は溶剤の方が水より揮発性が高く早く乾燥するので作業性が高かったからだと思います。ただ、現在は水性塗料の方が主流になりつつあります。それは、作業をする職人さんの健康被害を考える必要があるのと、シックハウス症候群という病などが判明してきて強制的に揮発させる溶剤ではなく水を使う水性塗料の需要が高まったからです。

つまり健康を考えると水性、作業効率(乾きやすさ)を重視すると溶剤(油性)のほうが良いとこになります。特に外壁の塗装は飛散防止のための養生シートがあり匂い(溶剤)がこもりやすいのと近隣との境界が近いので近隣の方の不快感を和らげるために水性を使う方が良いと思います。ただ、屋根に関しては覆われていないので匂いは上に抜けるため、近隣や家の方にも影響が少ないため溶剤を使うケースもあります。

でも塗料選びで知りたいのは性能としてはどっちがいいの?ということかもしれません。

実はこれも一概には言えないのですが、塗料メーカーの方に聞いてみると若干溶剤の方が耐候性等が若干高い傾向があるとのことです。また溶剤系の方が光沢感も若干良いそうです。ただ、これは専用装置で見た結果であって見た目ではわからない程度の差ではあります。また、揮発が早いので水性塗料と比べると密着性は高いそうです。ただ、現在は水性塗料が主流であり、溶剤系が昔のように主流になることは今後ないと思います。そのためメーカーも日々水性塗料に改善を重ねているのでほぼ性能差はないと思っていただけたらと思います。ただ、成分的に溶剤でないと上手くできないものもあるので塗料としては一部残ると思います。

ではどのような使い分けをしたらよいかということです。例えば湿気が多い時期や雨が多い時、基本が低い時に施工をするのであれば溶剤系(油性)の方が湿気に影響されず硬化するので良いです。水性塗料だと水が蒸発しないといけないどうしても乾くまでに時間がかかります。湿気が多いと蒸発しにくいので梅雨時期や寒冷地の冬での施工などは溶剤系の方が良いかもしれません。

ただ事業者としては職人さんの健康を第一に考える必要があります。特に養生でこもりやすい外壁の塗装に関しては職人さんのことをそうですし、家の方のことを考えると水性塗料をお勧めしたくなります。ただ、屋根に関しては面積も小さく空気も通っているので密着性を考えて溶剤系を使うケースが多いかと思います。今は溶剤系での弱溶剤と言ってシンナー少な目で使うタイプが多いので溶剤塗料を見る際は弱溶剤かどうか確かめてみるのもよいかもしれません。一方で鉄部などに関しては溶剤の密着性が重要な場合もあるのでやはり部位や素材、職人さんの健康を考えて事業者としては塗料を選定しています。

一概にどちらが良いというものではありませんが、塗料の性能だけでなく作業性や職人さの健康も踏まえて選定していただけると我々としては嬉しいです。

 

 

 

姫路・明石・神戸市の地域密着外壁・屋根塗装専門店 しろまるペイント 口コミ急上昇中!

 

問い合わせ