こんにちは!
ジョリパッドを新築時に塗装してある方から何を塗装したらいいのか?って質問をされることがあります。最近はおしゃれな家はサイディングかジョリパッドかというくらいよく使われている材料なのですが、一般的なペンキ系の塗料とは違うためその特徴を知って次に塗る塗料を選ぶ必要があります。今回はそんなジョリパットの特徴や塗替えの際に注意点について書いてみたいと思います。
まず、ジョリパットとは「アイカ工業」が製造販売するモルタル外壁用の意匠性塗材の名前です。元々はフランスで作られていたものをアイカ工業が日本用に製造販売しています。販売開始から45年以上たち、吹き付け・ローラー・こて仕上げとさまざまなデザインを実現できる自由度が特徴でこて仕上げなどは職人さんが一つ一つつけていくので同じものはないオリジナルな塗装ができる点で非常に人気があります。普通のペンキ系の塗料とは違って、凹凸などデザインを加える仕上げ塗材として多くの壁面に使用されています。

ジョリパッドは長い歴史がありその意匠性の高さからよく使われる材料ではありますが、実は他のメーカーも似たような塗料を販売しています。例えばエスケー化研の「ベルアート」、菊水化学工業の「グラナダ」、日本ペイントの「インディアートセラ」フッコ―「マジックコート」等があります。一見するとあまり違いが判らない場合もありますので一般的にはこて仕上げ風な外壁をジョリパッドと言っている場合もあります。専門的には砂岩調塗料と言われていて、その成分は主に砂とセメントと樹脂でできています。今塗替え時期が来ている築10年~15年くらいの家であればその樹脂はアクリル樹脂もしくはアクリルシリコンだと思います。
それではジョリパッドのメリット・デメリットを上げてみます。
■メリット
・耐候性が高い
・ひび割れしにくい
・メインテナンスしやすい
・意匠性が高い
・色が豊富でマッド感が高く高級感がある
■デメリット
・凹凸があるので汚れが付きやすい
・耐候性は高いが防水力が落ちると水を含みやすい
・模様によってはひび割れが起こる
・意匠性を維持しようと思うと塗替えする塗料が限られる

まず、耐候性が高いというのに防水性が悪いってなんで?とかアクリルなのに耐候性がなぜ高いの?と疑問に思うかもしれません。これは前のところでもご紹介しましたが、耐候性とは色褪せのしにくさを表しているだけですので、防水性を測っているわけではありません。また、アクリル系の塗料の耐候性は7年くらいと言われていますが、ジョリパットはアクリルでも10年以上、アクリルシリコンタイプだと15年以上の耐候性があると言われています。これは塗料の作りの違いです。ペンキのような一般的な塗料(フラットペイント)の場合は、顔料(塗料の色)は樹脂の中に含まれているので樹脂の性能がそのまま耐候性に影響してきます。一方でジョリパットなどの砂岩調塗料やセラミックを使った石材調塗料と言われるものは、色は中に混ぜている砂やセラミックにつけられていて樹脂はその砂やセラミック、セメントを固着・結合するためにしか使われていません。そのため色褪せのみを考えた時(つまり耐候性)には樹脂の性能に左右されにくいので色褪せがそもそも起きにくい塗料と言えます。一方で樹脂自体は紫外線でダメージを受けるため固着・結合力は落ちていきます。そのため防水性という面ではフラットペイントに比べ劣るとも考えられています。ジョリパッドの家でも10年以上たつと雨が降った日などは雨がしみて色が変わっている箇所が出てきたりします。概ね10年ほどたつとやはり防水性は落ちてきますので塗替えは必要になります。また意匠性を持たせるために色々な模様がつけられる点が特徴なのですが、凹凸がある分その中に埃や汚れが入り込みやすく、雨などでは流れにくいのでベランダの下や窓の下などは汚れが目立ちやすい場合があります。
また、ジョリパッドは塗料の質としては柔軟性が高い塗料ではあるのでひび割れが起きにくいのですが、模様によっては薄い部分と厚い部分が混在するので、家の構造によっては逆にひび割れが起きやすいケースもあります。そして塗替えで一番悩みが多いのが、次に何を塗装するかです。ジョリパッドに代表される砂岩調の塗料は樹脂が全面に出てくるわけではないのでマッドな質感が大きな特徴です。そのため、塗替え時に一般的なペンキ系(フラットペイント)のようなテカテカした塗料を塗ると印象がだいぶ変わってきます。ジョリパットを使用されている家の方はやはりそのマットな質感を気に入っている方が多いので、どうしても一般的なペンキ系のシリコン樹脂やフッ素樹脂系の塗料は敬遠する傾向があります。もちろんそのような塗料も艶消し材を使うことで5分艶や3分艶などにすることもできますが、実際に塗装をする際に重なり部分が出るのですが、その部分だけは艶は出ることも多く、正直適していません。しかも艶消し材を入れることで耐候性も多少落ちますので選ばれる方は少ないと思います。
そこで砂岩調を出しているメーカーは砂岩調専用の塗替え塗料を出しています。アイカ工業であれば「ジョリパットフレッシュ」エスケー化研であれば「アートフレッシュ」という感じです。この砂岩調専用塗替え塗料は、表面に元の塗料と同じ成分を配合することで初めからマットな質感を実現しています。
また、柔軟性が高く、水分を保持しやすいため、上から柔軟性が高い塗料で透湿性が高くない塗料を塗ってしまうと膨れの原因になりやすい点も注意が必要です。
ジョリパッドは意匠性も高く外壁材としての性能は高いのですが、塗替え時に選べる塗料は制限されるというデメリットがあります。その点を踏まえて塗替え塗料を選んでもらえる業者に頼まないと思った仕上がりにならない可能性がありますので気を付けてください。
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