こんばんは!
たまに「再塗装できないと言われたんですけど本当にできないのですか?」と質問されることがあります。まあ、上から塗ろうと思えば塗ることは可能なんですけど、すぐに剥がれたりする場合があるので、そのような場合に「これは塗装できません」と言われるのだと思います。ただ、実際に上から塗装をすることに不向きな場合や注意が必要な個所や材料があるのは事実です。今回はその辺に関して解説したいと思います。
■目次
• 塗装できない素材
• 塗装できない状態とは
• 再塗装するのに注意が必要な場合
• まとめ
■塗装できない素材・・・
銅やアルミ、鋳物などの素材は基本的に塗装はしません。ご注意ください。例えば雨樋に使われることがある銅は経年によって青い錆(緑青)はその趣を楽しむものなので基本的に塗装はしません。お寺など昔の木造の建物では銅が使われていますが、実はこれは銅が水に触れることによって銅イオンが発生しそれが木を守ってくれるからだそうです。だから昔の建物では屋根に銅を使っていたのです。その結果青い錆が出てくるのですが、これもイオンを放出するのでそのままにしておいた方が良いかもしれません。
また、窓のサッシに使われるアルミや外壁の飾りに使われる鋳物も、塗装をしてもすぐに剥がれてしまうので、塗装をしてもあまり意味がないと思います。
同様にアルミ製の金属サイディングなども塗れないものがあります。一般的には磁石がくっつくようであれば鉄が使われているので塗装できるといわれています。
■塗装できない状態になっている
外壁で塗装を施されている物であれば基本的には上から再塗装することは可能です。
ただし、痛みが激しい場合や再塗装すると不具合が起きやすい外壁もあります。このような場合にも「塗装はできません」と言われる可能性はあると思います。
例えば、何年も痛んだままのサイディングやALCの壁などはすでに水分を多く含んでいてその上から塗装をすると膨れにつながりやすいので塗装は難しいかもしれません。
幸運にも1カ月ほど雨が降らず乾ききる可能性があれば下地を念いりに処理することで塗装も可能ですがやはり次に塗る塗料の性能はそのままでない可能性が高いかと思います。
また、屋根材のパミールのようにそもそも欠陥があるような場合でも塗装をお断りするケースはあります。このような場合には上からかぶせるカバー工法という方法を取るのが最適かと思います。外壁塗装に比べカバー工法(外壁も可能)は費用が掛かる部分はありますが、不具合が起きて何度も塗装をするよりは長い目で見ればお得だと思いますし、何より全く新しい外壁になるので新築風になる点もよい部分かもしれません。
■もともとの塗料で再塗装するのに注意が必要な場合
すでに塗られている塗料で再塗装をする際に注意が必要な場合があります。「一度塗装をしているのだからなぜ塗れないんだ」と言われるケースがあるのがこのケースです。
ただ、塗装しろと言われるとできるんですけど、数年後に不具合があっても何も言わないというのであればとう条件付きです。しかもなかなか見抜けないケースもあるので塗装業者としても前回何を塗装したのかを記録しておいていただきたいと思う気持ちはあります。
・弾性系塗料
弾力性に優れたスタッコやタイルラックと言われる塗料です。見た目はただのスタッコやタイルラックと変わらないので外壁を見るだけではわかりにくいです。塗って5~6年くらいであれば指で押せば弾力があることがわかるケースもありますが、10年以上だっているとわかりません。唯一わかるのはひび割れが起きていればひび割れに沿って材料が伸びているかどうかだと思います。
元の塗料が弾力性が高い塗料の場合は、上から塗る塗料で透湿性の高い塗料や逆に弾力性の少ない塗料(可撓性)を塗装する必要があります。弾力性が強いがために外壁内部に含まれる水分が蒸発して膨れになりやすいからです。
・光触媒系の塗料
下に光触媒の塗料が塗られているのも注意が必要です。最近はサイディングでも光触媒で加工しているものも出てきています。また10年ほど前からクリアなどで光触媒塗料も発売され施工されているお家もあります。ただ、これは上から見るだけでは全くわかりません。お客様からの自己申告以外ではほとんどわからないと思います。
光触媒の場合はその触媒機能が生きていると上から塗装しても密着性が強くならずすぐに剥げてしまいます(光触媒恐ろしや)最近は光触媒でも密着性を保てる下塗り塗料が販売されるようになっているので、必ずそれを下塗りとして塗ることになります。もしかしたらそうかもしれないという場合でも必ず教えてほしいというのが本音です。わかれば目立たないところで試験施工をしてみて判断することもできます。試験施工をして問題なければ光触媒でないとして塗装をしますし、問題があればその部分は剥がして光触媒専用の下塗り材を使って塗装を行います。
中古住宅などを購入した場合は何で塗装されているかわからないケースもあると思います。そんな場合でもわからないと言っていただいたらメーカーなどを調べてみてわかる場合もあります。
■まとめ
そもそも塗れない箇所や材料や塗装をしてもすぐに不具合が起こる可能性がある場合に塗装業者によっては「塗れません」と言ってくる場合があります。ただ、塗装に適していなかったり、手間が必要な場合があるので本来であれば丁寧に塗れない理由や不具合が起こる原因などを説明するのが我々専門家の大事な仕事だと思います。
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