相見積もりでさらに値切るのはマナー違反

こんにちは。

前回のブログの続きになります。

外壁塗装工事にかかる費用をできるだけ減らし、低予算内で工事をしたいと思う気持ちは大切ですが、安くする方法にもマナーがあります。

 

例えば、今現在、できるだけ安くする方法として最も適切なのが複数社に見積もりを一度に行う「一括見積もり」(もしくは相見積もり)という方法です。

 

複数社に見積もりをしてもらったときにやってしまいがちなのですが、「あちらの方はもっと安く見積もりを出してくれているので、お宅ではもっと安くならないのか」と他社と比較して値切り交渉してはいけません!

 

外壁塗装工事においては、お客様の家の家材、旧塗料で何が使われていたか、外壁の劣化状況はどのようなものかなど様々な要因から必要な経費を算出し、必要以上の利益を上げずに相場通りの予算で工事を行うのが良い外壁塗装業者といえます。

 

つまり、優良な外壁塗装業者ははじめから適切な相場を見積もりで金額をだしているのです。

そこでその見積もりを否定し、もっと安くしてもらおうと値切り交渉をしてしまうと、その外壁塗装業者はよく思わないばかりか、外壁塗装工事の各工程のうち、必要な部分から費用をけずってしまう場合があります

 

具体的にいうと、必要な部分から費用を削ってしまうと、業者も工事に必要な予算を確保出来ず、結果として手抜き工事となってしまう可能性があります。

 

「手抜き工事なんてしたくないけど、お客様が望むなら仕方ない」という事で、

  • 二回しなくてはいけない上塗りを一回にする
  • 高圧洗浄にあまり時間をかけないなど工事時間を減らす
  • 足場レンタルの場合は一日でもはやく返却できるよう工事時間を無理して減らす
  • そのほか必要な人件費を減らす

などの経費削減をしてしまうのです(上記は極端な例ですが、なくはない内容です)。

 

外壁塗装工事は時間や予算をかけるべきところにかけて安全を確保しながらおこなう必要があるのに、安全を確保できなくなる可能性もあります。

例えば、交通指導員を予算の都合で配置しなかった場合、交通事故に発展してしまう可能性もありますし、家主に直接危害が及ぶ可能性もあります。

 

また、足場なども最も安価な単管足場と呼ばれる危険なパイプだけの足場を使用し、転落してしまう可能性もあります。

 

安全に確実な作業をしてもらうためにも、必要以上の値切りを行うのは絶対に避けましょう。

問い合わせ