
こんばんは。
外壁塗装をする際に費用に影響しやすいとお考えの方が多いシリコン・フッ素・ラジカル等の塗料の選び方に悩む方が多いのではないかと思います。私たちもご依頼いただく際に他の会社から“ラジカルを勧められた”とか“フッ素の方が持ちが良いんだよね“と聞かれることがあります。また、ご自身でネットで調べて”フッ素にしてほしい“とか”ラジカルで見積もりを“と言われることがあります。ただ実はこのシリコン・フッ素・ラジカル等の樹脂の種類っぽいのには注意が必要です。インターネットで調べても多くの会社がシリコンなら〇〇〇円、ラジカルなら〇〇〇円なんて樹脂の種類っぽいもので価格を分けていたりしていますが、実はそれは乱暴な書き方です。今回は失敗をしないために塗料の比べ方について詳しく解説していきたいと思います。
■目次
- 塗料の比べ方
- 悪徳業者に騙されないためには
- まとめ
■塗料の比べ方
まず、塗料を比べて考えたい場合に選び方は大きく4つのポイント(下記記載)があり、その順番で選ぶ必要があります。なぜなら、上から選ぶことで塗料が絞られていくからです。例えば樹脂の種類で塗料を選ぶとしても、同じメーカーでもシリコン塗料は数種類ありますし、見た目を選ぶことはできません。逆に見た目を選ぶと、樹脂の種類は選べないことがあります。そのような状況なのにほとんどの塗装業者は、樹脂の種類で塗料を選ぶように勧めてきます。つまり塗装業者には見た目にはあまり興味がなく、とにかく濡れればよい、塗りやすいという業者の都合で進めていることがほとんどです。
でもお客様からすると、まずは見た目、その次が機能性や樹脂の種類による耐久性だと思います。本当は樹脂の種類で選びたいのではなく耐久性で選んでいるのだと思いますが、樹脂の種類と耐久性は必ずしも比例するわけではないので樹脂から選ぶ選び方ははっきり言って間違いですし、それだけで進めてくる塗装業者はお客様のことを考えていないと言っているようなものなので選ばれない方が良いと言えます。
①塗料の見た目
②水性塗料・弱溶剤塗料・溶剤塗料
③機能性
④樹脂の種類
それでは一つ一つ解説していきます。
①塗料の見た目
塗料と言っても見た目は大きく4種類あります。まずはここから選んでいく必要があります。一番よくつかわれるのは単色系塗料(フラットペイントとも言います)と呼ばれているものです。むしろこの単色系塗料しか進めない塗装業者もあるほどです。なぜなら、まず一つ目に塗料メーカーからするとこの単色系塗料はマンションや商業施設などの大型のためもので利用されることが多いので大量に作りますし、販売数量も多いので研究開発も先行して行われやすく、単価も安くなりがちです。特に今の戸建てはサイディングが8割で建てる際に塗装は行われないのでマンションや商業施設に最適な塗料が大手塗料メーカーの売れ筋商品なわけです。一方戸建てのことだけを考えれば、単色系塗料が良いとも限りません。ただ、砂岩調塗料や石材調塗料は窯業系サイディングには適していないのでサイディングのお家だと選択肢は単色系塗料と多彩塗料の2つになってしまいます。
二つ目は単色系塗料はローラー塗装が一般的なのですが、砂岩調だとコテ塗り(塗装職人でなく左官職人が行う)や吹き付けになりますし、石材調や多彩塗料も一部ローラーでできる塗料もありますが仕上がりの良さを考えると吹付になります。ただ、最近は吹付ができる職人も少なく、吹き付けは機械が必要なのでコストもかかります。そのため吹付をしていない塗装業者も多く、そうすると単色系塗料一択になるわけです。
また、“艶あり”“艶なし”でも塗料の選択肢は変わってきます。単色系塗料はほとんどが艶がありますし、艶を減らすためには艶消し材を入れる必要がある塗料が多くそうすると本来の性能は期待できません。ただ、単色系塗料でも艶がないタイプもわずかながらあります。つまり見た目でかなり塗料が絞られてきます。
②水性塗料・弱溶剤塗料・溶剤塗料
水性塗料は塗料を水で薄める若しくは水が含まれていてその水分が蒸発することで固まる塗料です。
溶剤塗料は水ではなくシンナー等の溶剤で希釈されていて、溶剤が揮発することで固まる塗料です。弱溶剤塗料はこの溶剤塗料が少しマイルドになった塗料です。
ただ、現在は塗装職人の健康や安全性を考えて溶剤塗料(弱溶剤含む)外壁塗装では水性塗料が主流です。屋根のように塗料がこもらない場合や湿気や寒さ等で水性だと乾きにくい場合を除いてほぼ水性塗料になると思います。ただ、溶剤塗料の方が若干耐久性が高いのと発色がいいのでそこを気にするのであれば溶剤系という選択もありますが選べる塗料は少なくなるのでほぼ水性塗料にはなるのではないかと思います。
③機能性
次に選ぶのは機能性です。例えば汚れが付きにくい「耐汚染性」や熱を弾き外壁材の傷みを軽減できる「遮熱性」、ひび割れに追従して水の侵入を防ぐ「弾力性」、外壁材の中の湿気を逃がしてくれる「透湿性」などがあります。また特殊な機能性としては断熱性というのもあります。
残念ながら全ての性能がある塗料というのは残念ながらありませんので優先順位をつけることが大事です。また、元々の材質によって使わない方が良い場合もあります。例えばもともとの塗料が透湿性が高い塗料の上に弾力性がある塗料を塗ると膨れの原因になりがちです。この部分はお客様では判断が付きにくいので塗装業者が点検時に確認をして提案することになると思います。
実は現場調査時などにお客様に塗装で何を重要視するのかを確認したりするのですが、これは提案する塗料を厳選するためにするものです。そのような話を何もせずただ家のサイズだけを測る業者は業者都合で使いやすい塗料を提案してくるだけですので気を付けてください。
④樹脂の種類
最後が樹脂の種類です。なぜなら同じ塗料名の中でアクリル・シリコン・フッ素・無機・ラジカルなどが存在するからです。また見た目から選ぶと必然的にシリコン・フッ素しか選べないなどということもあります。
つまり樹脂の種類で塗料を選ばせたいのは、吹き付け塗装の技術や経験・機材などがなくそもそも他の塗料を紹介できないか、大量生産の塗料だと安価で仕入れやすいという塗装業者側の理由と、選択肢が多いと迷ってしまうお客様の利便性を考えた結果だと思います。
お客様が本来求めているのはシリコン・フッ素・無機のような樹脂の種類ではなく、塗料の耐久性を求めているのですが、多くの業者が耐久性を樹脂と紐づけてあたかも比例するように説明しているのでそう思うだけです。実際は全く同じ塗料であればその通りですが、見た目の種類や塗料の構造によってアクリルでもフッ素より耐久性のある塗料やシリコンでも無機に近い塗料もあります。しかもラジカルというのは実は樹脂の種類ではなく、正しくはラジカル制御技術であり、ラジカル塗料の実際の塗料の樹脂はアクリルだったりします。つまり塗料の樹脂の種類で耐久性が決まるわけではないので、①~③までで選択を絞った後にその選択肢の中から耐久性の高い順の塗料を選ぶのが正しい選び方です。
■悪徳業者に騙されないためには
せっかくの大切な我が家の大きい費用が掛かる工事なのでしっかりした業者に頼みたいと思います。そこで塗装業者の提案の仕方の中から悪徳業者を排除するポイントをお教えします。
①現場調査等でお客様の要望を聞かない
多くの悪徳業者は現場調査(家のサイズを測る時)であまりお客様の要望を聞きません。なぜならこのような業者の営業は塗装の知識がほとんどないか座学で学んだ程度なので下手に質問されるとボロが出るからです。そのため家のサイズだけを測るだけで見積もりを出しますという業者は悪徳だと考えた方が良いです。
②特に要望も伝えていないのに単色系塗料だけ提案してくる
お客様が初めから単色系塗料でしたいと要望していれば別ですが、何の要望もしていないのに単色系塗料だけで説明してくる業者はお客様のことを考えていない証拠ともいえます。そのようが業者は工事に入っても自社都合で工事を進めがちなので選ばない方が良いと思います。またさらにひどいと思うのが見積書に塗料のメーカー名や塗料名などもなく「シリコン塗料〇〇〇円」「フッ素塗料 〇〇〇円」と書いてある見積書を出す業者だと思います。どんなに足場等の付帯工事項目などがあって一見まともそうに見えても、塗料の欄にフッ素塗料・シリコン塗料とだけ書いている場合が実際にあります。どんな塗料を使われるか分かったものじゃありませんし、まともに説明する気もないと思いますので見積を見た時点で断った方が良いのではないかと思います。
④まともな塗装時で激安や大幅な値引きは存在しない
特にネットなどでは安さを売りに目を引こうと“シリコン塗料〇〇円”“フッ素塗料〇〇円”などと相場より安い金額を書いて誘因するケースが多いです。そのような場合には実際の見積もりを取ると倍くらいの金額になっていたりするのですが、そこは言葉巧みに高くなった理由を説明してくると思います。確かに今はインターネットからお客様に選んでもらわないと難しいご時世ですし、お客様もインターネットで捜す目的はできるだけ安いところと考える人が多いのでこの方法が有効な方法になっていますが、相場から大幅に安い価格というのは特殊なケースを除いてありません。外壁塗装工事は職人というプロのする仕事です。値段が下がれば技術も下がると考えた方が良いと思います。数年で塗り替えるものならまだしも、10年以上は次の塗装がない工事ですので、ある程度は仕方ないと考えて工事内容を優先で選ばれる方が結果的にコストパフォーマンスは高いと思います。
また、180万円の見積が108万に値引き(40%値引き)されるようなことはあり得ません。まともな工事をする気であれば最高でも25%以上値引きしてしまうと利益の確保が難しいと思います。もちろんそれが続けば会社の存続が危ういので施工後の保証が何年あっても意味はありません。そのような場合は今度は下請けに無理を言って施工費を下げるわけですが、そうすると職人も手を抜かないと利益が出ません。そうやって手抜き工事が増えていくわけです。そのため適正価格より異常に安くする会社はお客様からすれば「してやったり」「安く交渉した」と思うかもしれませんが、実は全く逆で業者の方が「してやったり」「安いと勘違いした」となっているだけの方が圧倒的に多いので、大きく値引きする業者はその時点で断った方が良いと思います。
■まとめ
外壁塗装業界はお客様が塗料や塗装工事について無知なのをいいことにあまり正しくない情報で自分たちに有利なように説明や提案をしています。ただ、それがお客様の最大のニーズ「安く抑えたい」にとって業者としても有効な方法になってしまっているという実情をご理解していただき、まずはいい工事をしてくれる業者、その中で一番安いところという優先順位で選んでいただければ悪徳な業者は減っていくと思います。しっかり業者は選ぶようにしてください。
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