こんにちは!
外壁塗装のご提案をしているとカタログとかによく書いてある「低汚染性」という言葉が書いてあります。お客様からのこれどういう意味と聞かれることがあるんですが、簡単に説明すれば「汚れにくいってことです」とご回答します。ただ、最近販売されている塗料にはほとんどに低汚染性と書かれているのでその違いや低汚染性になる仕組みなどを解説してみたいと思います。
■低汚染性とは・・・
日本ペイントの用語解説によると低汚染性とは「雨筋汚れがつきにくい塗膜の性質のこと。塗膜表面の親水性を高めることで、汚染物質をひきつけにくく、かつ定着させにくくさせる方法が一般的。親水性をさらに高め性質を強めたものが超低汚染(塗料)。」とされています。
外壁の塗料としては、雨筋が付きにくくなるのは嬉しい性能です。この用語解説を見ると3つの性能が必要だということがわかります。
1.汚染物質を引き付けにくくする
2.定着させにくくする
3.親水性にする
1,2を兼ね備えたものが低汚染性、3の性能までつくと超低汚染性塗料と呼ばれるものになるということです。
ではそれぞれの性能をどのようにして塗料で実現していくのかを説明します。このアプローチの違いが塗料によって違うので、まずは原理の方から説明します。
■汚れ(汚染)る原因について
外壁が汚れるのは大きく3つあります。1つは雨筋に見られるような黒い筋が付くものです。2つ目はカビやコケのように青緑が外壁に付着した汚れです。3つ目は換気扇下などにある油汚れです。
黒い筋は主に大気中のちりや埃です。交通量の多い道路などでは郊外よりも黒い汚れが付きやすいのはそのためです。こればかりは環境によるものなので防ぎようがありません。ではなぜ雨筋になるのか?それは雨筋ができるとこを考えるとわかります。雨筋は主に窓の下やベランダ等、水の通り道にできやすいです。窓は雨を流すのですが流れやすい場所ができるのでそこに雨筋ができます。ベランダなどは雨除けのカバーを伝って雨が一定の場所を流れるのでそこにちりや埃が流れて水が乾燥することよってそこに定着していくことでできます。
2つ目のカビやコケは主に北面や周りに木が覆い茂っているような湿気が多い箇所にできやすいものです。外壁の塗膜には凹凸があります。例えフラットに塗装したとしても微細な凹凸はどうしても残るのですが、そこにカビやコケの胞子がついて適度な湿気があると繁殖していくことで壁面についていきます。
3つ目の油汚れは主にキッチンの換気扇の下につくことが多いと思います。最近の家であれば24時間換気をしているのでキッチンの部屋の換気口にもできます。家で調理をするとどうしても空気中に油が上るのでそれを喚起すると壁面に油が付きます。油は粘着性が高いのでそこにちりや埃が付着して黒くなっていきます。
原因が分かったことろで次はその防ぎ方です。
■汚れが付きにくくする方法
汚れの原因は主にちりや埃についてはそれが壁面に付着する原因の一つは静電気です。静電気は摩擦によって発生します。プラスチックの下敷きで髪の毛をこすると、髪の毛が下敷きに貼りつくという遊びをした記憶がある方も多いでしょう。わざわざ意識してこすらなくても、人が動くことや木が揺れる等で空気と擦れるなどさまざまな摩擦が発生しています。そしてできた静電気が帯電しているものには、空気中の微粒子がくっつきやすくなります。微粒子も帯電しているので、電気を帯びたものに引き寄せられるのです。ちりや埃、花粉などが吸い寄せられるのはこのような理由からです。そこで塗料の成分を静電気を帯びにくいものを使ったりする方法がとられます。例えばフッ素樹脂は他の樹脂に比べ静電気を貯めやすい性質があるので、フッ素樹脂に静電気を貯めにくい無機質のセラミックを配合して表面に並べる等することで静電気を貯めにくくする方法などがあります。静電気を減らせば汚れが付着するのをそもそも減らしてくれます。静電気を貯めない仕組みをじゅ氏の配合や樹脂の中の成分で行う場合とセラミック等の無機物を入れる方法などがあり各メーカーともやり方が違います。
次にカビ・コケについてですが、塗料では主に2つのアプローチがあります。一つはそもそも塗料の中に防カビ防藻剤を入れる方法と、塗膜面の凹凸を減らすために樹脂同士の結合を強めできるだけ平坦にすることです。平坦にするのは技術的にハードルが高いのと外壁のデザイン性を考えるとどうしても凹凸はできる場合が多いので防カビ防藻剤を入れている塗料が多いかもしれません。しかし防カビ防藻剤も長続きするものではなく、中には塗料缶内でカビが生えない為だけに入っているケースもあります。そこで関西ペイントのアレスダイナミックトップのように強化剤を入れて強固にする方法などを採用しているメーカーもあります。
ただ、このような対策をしてもちりや埃、カビコケが付くことを完全に防ぐことはできません。そこで親水性という汚れを洗い流してくれる性能を付けることで超低汚染性塗料する方法を採用している塗料もあります。
■親水性とは・・・
親水性とは漢字からではわかりにくいのですが水がまとまって流れてくれる性質のことです。塗料ではこの親水性が高い塗料を“セルフクリーニング機能”などと呼ばれています。一昔前は水を流すと言えば「撥水」じゃないのと感じますよね。車の窓ガラスのコート剤で有名だった「ガラコ」は撥水ですし、撥水加工と言えば水をはじくものなので水を流すなら撥水だというイメージはあると思うのですが、外壁の汚れを落とすという意味では親水の方が優れています。

親水と撥水の違いは水が付着した時の角度(接触角)によって決まります。撥水は玉になりやすく親水は玉になりにくベターと張り付くように広がります。雨などが降った際に撥水だと水を弾いてくれるのですが、すべての水を弾くわけではなく、細かい水滴は重量が少ないのでそのまま壁に残ることになります。そうすると水分が残るのでそこに静電気と合わさって汚れを寄せ付けることになります。逆に親水だと水が壁に張り付くように接します。そうすると水が集まりやすくなり、重みが増しその重さで水が下に流れやすくなります。最近はキッチンシンクやお風呂のガラスコーティング剤などは撥水ではなく親水が増えていますし、車なども撥水だと水滴が残るので親水にして水を流す方が良いとされてきています。また撥水で水滴が壁面に残ると、水滴がレンズの役割(レンズ効果)をして太陽光を集め下地を傷める等もあります。特に地面に対して縦になっている外壁面では、撥水だと筋で水が流れていくのに対して親水性だと面で水が流れていくのでその分表面いついた汚れを一緒に流れて落としてくれるのでセルフクリーニング機能などと呼ばれています。ちなみに他にも光触媒のような自ら汚れを分解する機能を持っているものもセルフクリーニング機能などと呼ばれていますが、それはまた別の機会にご紹介したいと思います。
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