
こんばんは。
屋根塗装をする際に塗装業者から見積もりを取るとタスペーサーという項目がある場合があります。費用が掛かるのでなくてもいいのでは?という疑問でお問い合わせをいただくこともあります。また逆に古いのでタスペーサーはできませんと言われて何で?ということでご質問をいただくケースもあります。そもそもなぜタスペーサーが必要なのか?タスペーサーができない場合等について解説していきたいと思います。
■目次
- 外塗装工事の工事期間は平均2週間前後
- 職人さんを多くしてもらえば工事は早く終わるの?
- 工事内容と掛かる標準時間
- まとめ
■なぜタスペーサーが必要なのか?

初めになぜタスペーサーが必要なのかについてお話ししたいと思います。
まずタスペーサーが必要な屋根はスレート屋根だけです。それ以外の和瓦や洋瓦、金属屋根の場合はタスペーサーを使うことはありません。そこにタスペーサーを使う理由があります。これはスレート屋根の構造に問題があります。スレート屋根は平たい板のようなスレートを半分重なるように重ねて設置していくために必要になります。塗装のように上から再塗装を行う場合スレートの上から塗ることになるため、スレートが重なっている部分の隙間まで塗料で埋まってしまいます。実はスレート屋根はこの重なった部分で水を下に流す構造になっているのですが、隙間が塞がってしまうと水の逃げ場がなくなって逆に屋根の下地を傷め雨漏りの原因になる可能性があります。そのためスレート屋根を塗装する場合は必ず隙間を空ける必要があります。
タスペーサーが使われるようになる前は「縁切り」と言って塗装をした後に“かわすき”という器具で塗膜を切って隙間を空けるという作業をしていました。

今もタスペーサーの代わりにこの縁切りをするケースもあります。
タスペーサーは塗装前に隙間に入れていき、その後上から塗装をしますが、縁切りは塗装後に隙間を空けるために一つ一つ丁寧に縁切りを行っていきます。
ただ、縁切りをするためには塗装後に再度屋根に上って一つずつしないといけないため時間がかかります。また乾燥しきってからこの作業を行うと一度塗装した塗膜が剥がれる可能性もあるため、タスペーサーを使う方がメリットは大きいです。
タスペーサー工法のメリット
・縁切りをせず屋根の通気性を確保し、屋根の下地を傷ませる原因を取り除く
・皮スキで行う場合と違い、塗装後に屋根に登る必要がなくなるため、屋根材に傷がつきにくい
・屋根材が破損することを防止したり塗料の再密着を防止できる
・皮スキで縁切りするのと比較して時間短縮につながり、人件費を削減できる
■タスペーサーが使えない時がある。
タスペーサーはスレート屋根では今や必須ですが、使えないケースがあります。
それは劣化が激しいスレートの場合です。一つはスレートが劣化で反っていてタスペーサーを入れようとしてもスカスカですぐに抜けてしまうような場合はタスペーサーを入れることができなません。またそもそもそのまま塗装をしても塞がることもないので必要ないともいえます。
2つ目は、劣化やニチハパミールのような特定のスレート屋根でタスペーサーを無理に入れようとすると壊れてしまうような状態の場合はタスペーサーを使わない方が良いので使いません。ただしニチハパミールやセキスイの一部の製品は塗装自体ができないので必要ないともいえます。
また、全部のスレートが反っているわけではなく、一部にそりが出ているだけの場合はタスペーサーを使いますが、隙間が大きい部分は抜けてしまうのですが、それは特に問題はありません。
■タスペーサーとは
新しい工法なのはわかっていただけたと思いますが、塗装後はタスペーサーは屋根に残る形となります。タスペーサーは元々塗装を想定して専用に作られていますので安心です。
素材はポリカーボネートというカーポートなどに使用されている素材でできていて柔軟劣化にも強く塗装時に上に乗っても割れたりしないくらい丈夫です。しかし大きさは4cm~5cmほどのものです。1㎡に10個ほど使うので80㎡の屋根の場合は800個ほどを一つ一つ入れていくことになります。例えば一度屋根塗装をしてその際に縁切りが行われていない場合やきつくてタスペーサーが入らないという特殊な場合を除き800個のタスペーサーを入れる作業は3~4時間です。朝からなら午前中には入れ終わる形になります。手間はかかりますが、屋根の素材の傷みや塗装した塗膜を削る恐れがないのでこの作業は重要です。
■まとめ
スレート屋根の屋根塗装の場合は縁切りという作業が必要で、その際にタスペーサーという画期的な器具を使うメリットはわかっていただけたと思います。少しの手間を上塗りの前に行うことでその後のお家の屋根の傷みや雨漏りの原因を防ぐことができます。確かに手間や費用が別途かかるとは言え、皮スキで塗装後に作業を行うのと大きく値段は変わりません。そう考えるとしっかりタスペーサーを使った施工をお願いした方が良いと思います。ただし元々の状態によっては使えないケースもありますので事前のチェックが重要になってきます。
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