こんにちは!
外壁塗装・屋根塗装をご依頼いただいた際に見積もりをご説明するのですが、皆さんが気になるのは総額ですよね。でも実はその中の内訳にこそ業者を選ぶヒントがあるのでしっかり中身を見てほしいと思います。そこで外壁塗装の値段がどのようになっているのかをご説明したいと思います。
外壁塗装と一言で言っても使う材料や工事の仕方、かかわる職人さんによって値段は違います。またその家の構造や下地の状態によっても材料や工事内容は変わるので言ってみればすべてがオーダーメイドなのが外壁塗装です。
ただ、全国展開をしている大手の会社さんなんかでは「坪●●円・「㎡●●円」と面積によって統一された価格を打ち出している会社さんもあります。しかし塗装職人にも地域差があります。厚生労働省の平成16年まで集計されていた平成16年屋外労働者職種別賃金調査(建設業技能職種)の概況によると、南関東が最も高くそれを基準(100%)にすると近畿は81%となるそうです。ちなみに最も低いのは南九州で59%となり約半分くらいになるみたいです。

全国統一価格ということは、最も高いところに合わせた価格になっていて単価が安い地域で多く利益を得ているということになるのである意味不公平かもしれません。また全国でなくても、坪や㎡単価で価格を統一するということは、手間のかかりやすい高築年数の家とそうでない家や下地の状態を考えず価格を設定することになるので、家によって得な家と損な家が存在することになります。
外壁塗装では、ご近所さんも同時に工事をされることがあります。建てた時期や工務店が一緒でも、家の向きや家の使用環境、作りによって価格差が出ることがあります。だからこそ1軒1軒オーダーメイドで見積もりを作らせていただいているということをまずは知っていただきたいと思います。
次に、見積ですが、外壁塗装では主に下記のように構成されています。
1.足場設置、解体費用
2.塗料の価格
3.塗装費用(職人さんが手を動かす費用)
4.補修費用
5.その他費用
それぞれを解説していきます。
1.足場設置、解体費用
足場は外壁塗装をする際には必ず必要になります。職人さんの転落防止ですね。海外では、いまだに梯子で塗装したりするそうですが、日本では禁止されています。昔は木の足場でもよかった時代もありましたが、今は金属の足場が主流です。通常は足場職人さんと言って足場専門の職人さんが立てることが多いです。足場費用にはその職人さん人工や足場の運搬費用などが含まれています。足場を設置する箇所(近隣との境界線の幅)によって特殊な足場の組み方が必要であれば少し価格は上がります。
2.塗料の価格
塗料と言っても皆さんが気になるのはシリコンなのかフッ素なのかというところだと思いますが、それは外壁塗装の上塗りの塗料のことです。外壁塗装では密着性を高めるために下地調整剤とかシーラー・フィラー等、様々な種類のものがあるのですが、それも選ぶ必要があります。上塗りのメイン商材との相性と今の塗装面の状態によって的確に選ばなければいけません。また、外壁面だけでなく、軒天や木部・鉄部、樋などの付帯部でもそれぞれ専用の塗料がありますので、一般的な戸建てでも最低でも4種類以上の塗料が必要になってきます。塗料の種類による価格差ですが、例えばシリコン系と言われる塗料とフッ素系と言われる塗料では、1缶の値段で3倍ほど価格差がある商品もあります。ただし、これも塗料によって1缶で塗れる面積が違います。例えば1缶で60㎡塗れる塗料もあれば1缶で10㎡しか塗れない塗料もありますので、結局その家の面積で何缶必要かで変わってきます。
実際塗料自体の価格は見積金額の3分の1くらいですので、塗料のランクが上がって値段が倍になることはありません。おそらく汎用品の塗料なら20%~30%の範囲内で変わってくると思っていてもらえれば目安になると思います。
3.塗装費用
職人さんが塗装工事をする費用です。簡単に言うと職人さんの人件費のようなものです。一般的には塗装工事では材工と言って材料費用と職人さんの人工賃を合わせた費用(材工という)で見積もりには記載されます。なぜそのようになるかと言いますと、塗料によって塗り方や乾燥時間も変わってきますので、それによって前後する費用を踏まえてあらかじめ材工として価格を出すのが一般的です。たまに材料価格と職人の費用は別の方がよいという意見もありますが、実際に現場で作業をすると「思ったより塗料の吸い込みが激しいから下塗りや上塗りを足さないといけない」ことや、「下の色が透けるから上塗りを増やす必要がある」等作業をし始めてからわかることも多くあります。また、天気によって作業に入れる日数も変わってきます。もし材料と職人の費用が分かれているとその都度追加費用をいただく必要が出てくるので、そこを見越して材工で出すのが一般的なのです。特にリフォームの場合は作業に入ってからわかることも多く余裕を持っておくことが大事です。もし余裕がない状況で工事を進めるとどこかで手を抜くということもあり得るので、頼む側からするときっちりギリギリで出してほしいという気持ちもわかりますが、そのことが結果的に不良工事を生む可能性もありますのでそこはしっかり説明してご理解をいただくことが大事です。
4.補修費用
次は補修の費用です。外壁にヒビが入って入ればその部分を補修してから塗装を行います。補修方法はひび割れの長さや深さによって変わってきます。欠けているところがあればその補修が必要ですし、すでに水を含んでいるような場合には水の通り道を探して埋めるような作業も必要です。補修の仕方によって上に塗る塗料がどの程度持つのかが変わってくるので非常に大事な作業です。モルタルなのかサイディングなのかでかなり補修方法は変わってきますし、補修内容で価格や工事日数も大きく変わります。どの部分をどのようは方法で補修するかで業者ごとに差が出ることはよくあるのでこの部分をしっかり明示されているか説明を受けて業者選びをすることが大事です。
5.その他費用
この部分は家によって変わってくる部分です。鉄部が多い家や、ウッドデッキがあって特殊な塗料(例えば木目が生きる塗料)で塗る場合や、補修箇所が多い、特殊な外壁を使っている等家の構造や材質によって変わってくる費用です。また、全体の工程管理や施工を管理する費用もここに含まれます。
それぞれの費用は、家の大きさによって割合は変わってきますが、それぞれは総額に対して足場が10%~20%、塗料20%~30%、職人の費用40%~50%、補修費用10%、その他10%~20%くらいが目安になるかと思います。
外壁塗装は塗装“職人”が作る一つ一つその家に合わせて手作業で行う芸術品です。今のところ工場のようにロボットで塗装を行うことができませんし、家の状態やその日の天候(気温や湿度や風の強な)を見ながらまさしく職人技で仕上げるものです。
電化製品のように工場でできた既製品を購入するのではありません。だからこそ総額の価格だけで決めるのではなく、それぞれの業者の職人技を選ぶという気持ちで見積の説明を聞いていただきたいと思います。
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